インタビューvol1 | 屋根(瓦)の葺き替え|雨漏り補修|吉川商事|長崎県|長崎市

vol.1

インタビューvol1

Q1・瓦というと和風建築物のイメージがありますが、現代的な家でも、瓦は使っているんですか?
また、瓦には大きく分けてどのような種類と特徴がありますか?

 

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A1.日本の住宅のほとんどで、瓦は使用しています。見た目には種類が豊富なので、使っていないようにも見えるかもしれませんが、ほとんどの住宅では使用しています。近年は洋風の家が増えてきているので、洋風のデザインであったり、和洋折衷であったりと、いろんな家にマッチした商品が豊富になっています。

瓦の種類と特徴

【和瓦】

・陶器瓦
陶器瓦は、粘土瓦の一種です。粘土を瓦形に成型したものに釉薬(うわ薬)をかけて、窯の中に入れて高温で焼き上げた瓦のことを陶器瓦といいます。また釉薬をかけるので、釉薬瓦とも呼ばれています。釉薬を替えることにより、バリエーション豊かに色やツヤの出し方を変えることも出来ます。

・燻し瓦
いぶし瓦は釉薬を使わず、焼成したあとに空気を完全に遮断、「むし焼き」にする燻化工程が特徴です。
無酸素状態に密閉した窯の中で煙をモクモク発生させ“いぶす”という工程が加わります。
伝統的な日本建築に古くから使用されていますが、繊細で洗練された意匠性から、近年では洋・モダン建築にも幅広く利用されています。

和瓦の特徴

1.寿命が半永久的
よく古代の陶器が発掘されたと話題になるように、陶器で作られているので強い衝撃を与えない限り、陶器瓦の寿命は半永久的です。

2.メンテナンスが不要
塗装のし直し等のメンテナンスの必要がありません。ただし漆喰部分の定期的なメンテナンスは必要です。

【スレート瓦】

現在、新築住宅で最も普及しているのはスレート瓦です。天然スレートと化粧スレートがあり、天然スレートは、自然界にある粘板岩をそのまま薄く板状に加工したもの、化粧スレートは、セメントと繊維で加工された工業製品です。一般に多く広まっているのは化粧スレートです。コロニアル屋根とも呼びます。
化粧スレートは5mm程度の薄い瓦なので比較的軽く、施工が非常に簡単なため、非常に安価です。表面を塗装仕上するので、デザインもバラエティ豊富で、スッキリしていて人気があります。

しかし、薄いので割れやすい、夏は暑く冬は寒いなどが比較的欠点があります。割れをそのままにしておくと雨漏りの原因になりますので、その都度修理費用が掛かります。また塗装仕上げのため、10年~15年で再塗装が必要になり、メンテナンス費用も掛かります。

【セメント瓦】

セメントとは、石灰岩が主原料で水と反応させて硬化したものです。セメント瓦とは、そのセメントの製造過程で砂や砂利を入れて瓦形に成型したものです。

セメント自体に重量があるので、耐震性は劣ります。その表面は塗装されているので、再塗装など、10年~15年ごとにメンテナンスが必要な瓦です。それに経年劣化による割れが発生することもあります。あまり目立ったメリットのない瓦なので、最近ではセメント瓦に葺きかえる人はほとんど見かけません。

【板金】

・ガルバニウム合板等金属系